知新書房ちしんしょぼう
『おしまいのない童話集』の表紙

おしまいのない童話集

十の現代怪談

蒼井冬夏(共著 tohru.kawaai)

赤ずきん、白雪姫、人魚姫。昔話の題材だけを借りて、現代の日本に置きなおした十の怪談。

Amazonで見る(Kindle)

試し読みは Amazon の商品ページで。Kindle Unlimited の対象です。

形式Kindle(縦書き)
発売発売中
価格¥500(Kindle・税込)
著者蒼井冬夏(共著 tohru.kawaai)
発行知新書房

内容紹介

閉館後の図書館の返却ポストに、雨の夜、一冊だけ乾いた本が入っていた。
蔵書印も、バーコードもない。題字は『おしまいのない童話集』。

祖母の名前で届く、位置共有の通知。一晩無料で泊まれる、誰もいないモデルハウス。上位七人だけが招かれる「鏡室」。締切前夜に見つけた、お金を取らない課題代行サイト。眠る前に枕元へ伏せておくだけの睡眠アプリ。毎朝すり減っている、十二人分の靴。自分より先に帰宅している、自分の影。

本に収められていたのは、同じ海辺の町で起きた十の出来事だった。
一話読み終えるたびに、巻末の貸出票に、鉛筆で名前が一つ増えていく。

赤ずきん、白雪姫、ラプンツェル、人魚姫、雪の女王――グリムの昔話七編とアンデルセンの童話三編から、題材だけを借りて現代の日本に置きなおした新作の怪談集です。原典の文章や翻訳文は使っていません。血や残酷な場面よりも、いつもの暮らしが少しずつずれていく怖さを書いています。一話は十五分ほどで読めます。

※本書はフィクションです。

目次

  1. 序章 返却ポスト
  2. 赤い通知
  3. 甘い家
  4. 七人目の鏡
  5. 名前をください
  6. 塔の部屋
  7. 眠りの棘
  8. 夜ごとの靴
  9. 声を売る配信
  10. 影が先に帰る
  11. 雪の女王が来る夜
  12. 終章 返却者

こんな方に

  • 血や残酷な場面より、日常がずれていく怖さが好きな方
  • 昔話や童話を、大人になってから読み直したい方
  • 一話十五分で読める短編を、寝る前に一つずつ読みたい方

著者

蒼井冬夏。静かな怪談と、喪失と再生の物語を書いています。

著者の一覧へ

次に読む本

Amazonで見る(Kindle)

試し読みは Amazon の商品ページで。Kindle Unlimited の対象です。